こんにちは、人形の秀月 十七代目です。
徳島県の片岡様より、FARMER’S KITCHEN MINORIさんの噂の冷やし焼きいもを送っていただきました。

もともとは、FARMER’S KITCHEN MINORIにお勤めの片岡様が弊社と昔からお付き合いのある、徳島県板野郡藍住町の優良人形専門店 安芸人形店様のお客様で、片岡様が安芸人形店様で弊社の子供大将をお買い求めいただいており、その記事をK様のインスタグラムにて紹介していただいたのがきっかけです。

こちらが片岡様の子供大将で、弊社工房にて私がお顔と兜を仕上げ、父(十六代目)が座らせ振り付けをした「彫金唐獅子獅子 金小札 妻取威」という貴重で立派な子供大将です。
当時の子供大将が、これだけ綺麗な状態でいるという事に驚きですが、毎年お飾りされていらっしゃるのは本当に嬉しいですね。
その子ももう19歳という事ですから、健やかに育って嬉しく思います。
写真の様に皆さんお菓子等をお供えし、お水もちゃんとあげてお祝いするんです。
今でこそ、インテリアの一部になった様な洋風?なお飾りが多くなり、「インスタ映え」を気にする様な物も多くなりましたが、創る側もお選びいただく側もお飾りする側も、心が込められていなければ意味がありませんし、なにより「インスタ映え」というのであれば、こうした伝統的なお飾りが間違いなく一番です。
子供が金襴の衣裳を着て、鎧と同じ工程を経て制作された鎧を着て、胸と吹き返しには秀月オリジナルの彫金唐獅子牡丹を使用し、しっかりと毛靴を履いて兎の毛皮の上に堂々と腰掛け、左手に弓を持ち右手に采配を持ち相手を見据える姿は秀月の特許でもあります。
威も妻取りといって、小札の片隅だけを三色の紐で威分けてあり、全てに非常に手が掛けられている子供大将で、本来はこの様に堂々とした座り姿ですが、現在は立ち姿となっております。
正面からは見えない背中側も、きちんと創り込まれておりますので、どこからご覧いただいても大丈夫です。
その後、後発のメーカーが形を真似し徹底的に質を落とし手間を省いた、驚くほど安価な子供大将を作りましたが・・・市場を散々荒らして「手間の割に儲からない」と辞めていったのですが、その頃には業界での市場価値を落としてしまっているので取り返しはつきません。
そうした意味でも現在こうしたお飾りは、特に秀月作(秀重作)の子供大将はお金を出しても揃える事が出来ないので大変貴重です。
という事でインスタグラムで繋がっていきまして、「冷やし焼き芋」を製造販売されているという記事を見て、「お願いできますか?」とお尋ねしたところ、快く受けて下さいまして。
そして、さっそくお送りくださいました。

「冷やし焼きいもとはなんぞや?」という段階からでしたが、色々細かく美味しい食べ方も説明して下さり本当に有難いです。
やはり「餅は餅屋」という事ですね。
一緒に生のさつま芋と砂付きのさつま芋までも。

なんだか申し訳なくなってしまう程ですが・・・嬉しくてたまりません。
徳島のお芋といえば・・・鳴門金時・・・徳島県産のブランドさつま芋。
もったいないので少しずついただいておりますが・・・美味しい。。。
冷やし焼き芋というと、私にとっては「未知との遭遇」でしたので、どんなものかなと思っておりましたが、これほどに美味しいとは。
ついいつもの癖で「チンして食べる場合は?」とお聞きすると「チンしない方が美味しいです」とピシッとおっしゃってくださいました。
頼もしいですね。

初めていただく冷やし焼き芋が、こんなに美味しくて良いものかと思ってしまいますが、きっとお芋や作り方にもこだわりがあるのでしょう。
生のお芋も、大切に美味しくいただかねばなりませんので、レシピをお聞きせねば。
こちらの「minori_aoiha_collab」さんは、(株) 青い葉 就労支援A型事業所も営まれており、社会にも貢献されております。

いか焼きもデビューされるとか??
詳しくは「minori_aoiha_collab」さんのインスタグラムをご覧ください。
先のメーカーではありませんが、売れるから作る、売れないから辞めるとは訳が違い、使命感や大義を持っておられますので素晴らしいと思います。
そうしたお人柄もあって、さらに美味しく感じるのかなと。
ちなみに、こちらの焼いもをどうやって販売されているかというと・・・

主には、こちらの可愛いキッチンカー「MINORI 焼きいも号」で各所をビュンビュン飛び回り販売されております。
静岡にも・・・
最新情報は下記のQRコード

もしくは、インスタグラム「minori_aoiha_collab」をご覧ください。
今回、お芋を送って下さり子供大将をお飾りしてくださっている片岡様のインスタグラム「iku1017kye」にも情報が出ておりますのでごご覧ください。

ご本人に承諾済みです。
そして、子供大将をお買い求め下さった徳島県板野郡藍住町の優良老舗人形専門店 安芸人形店様もインスタグラムにて情報を更新されております。

安芸人形店様とは長いお付き合いで、社長様には夜な夜な釣りの話しやAIを教わったりと・・・
全ては子供大将から繋がったご縁ですので、子供大将にも感謝せねばなりません。
そう考えると、「秀月」というブランドや名前も有難いなと。
十七代目として精進せねばなりません。
片岡様、FARMER’S KITCHEN MINORI 社長様、安芸人形店 社長様、この度は誠にありがとうございました。
これからも引き続きよろしくお願いいたします。
片岡様インスタグラム・・・iku1017kye
FARMER’S KITCHEN MINORI様インスタグラム・・・MINORI 焼きいも号
安芸人形店様のインスタグラム・・・有限会社 安芸人形店
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人形師・甲冑師 十七代目 人形の秀月
