こんにちは、人形の秀月 十七代目です。
工房では、直江兼続の兜制作中です。

気持ちは早いですが、工房では既に来年の五月のお節句に向けての人形や兜の製造に入っており、続々とお取引先へと出荷されております。
その中でも、今回は現在大河ドラマでおなじみの直江兼続の兜(まったく同じではありません)。
私の周りに、各部品等を置いて私が制作しております。

ここから吹き返しという部分の曲げに入ります。

そしてこちらがオリジナルのパーツで「 愛 」の前立てを差す受け金具です。

ここでも特殊な工具を使い、全て手作業です。

科学的な数字でなく五感を研ぎ澄ませ、指先で感じて仕上げていき最終的な調整を終えて完成となります。
ここまでの作業はすべて手作業であり、幾人もの人たちの手を借りて創られております。
プロフェッショナルな内職さんや、工房の優秀な職人ファミリーで仕上げていきます。
もちろん日本が世界に誇る「made in Japan」
我々は、ものづくりを通して 日本の伝統工芸の伝えていければと思いつつ、この様な田舎の小さな工房から素晴らしい作品が日々生まれております。
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伝えたい日本の心 美しい伝統
人形師 甲冑師 十七代目 人形の秀月