比叡山 律院 不動明王

こんにちは、人形の秀月 十七代目です。

とあるところに鎮座する不動明王の石像。

不動明王(ふどうみょうおう)は、仏教の明王の一尊で、大日如来の化身とも言われています。密教で特に重要な存在とされ、五大明王の中心的な役割を担っています。

不動明王は、その恐ろしい姿とは裏腹に、人々の煩悩や迷いを断ち切り、災厄から守ってくれる仏として、広く信仰されています。

名前の意味:「不動」は「動かない、不動であること」を意味し、「明王」は「智慧の王」を意味します。

姿:恐ろしい形相で描かれることが多いですが、これは煩悩や魔を打ち砕くための姿であり、慈悲の心からくるものです。

持ち物:右手に持つ剣は煩悩を断ち切る智慧の象徴、左手に持つ羂索(けんじゃく)は人々を救い導くための縄を意味します。

ご利益:煩悩を断ち切り、災厄を払い、人々を救うとされています。

毎回伺わせていただきます比叡山麓 律院にも、この不動明王が鎮座されており、叡南俊照大阿闍梨様のお護摩の最中、真言を唱えな一心に拝む訳です。

この真言というのが分からないかと思いますが、護摩堂内にしっかりと書かれた立札がありますので。

最初は全く分かりませんでしたが、周りの方々に合わせ読んでいれば、自然と身についてきます。

ちなみに、私自身、宗教云々とは全く関係ありませんので。

とある方とのご縁で、こちらの律院にお世話になる事になり、叡南俊照大阿闍梨様にご紹介いただき、それ以来お護摩に参加させていただいている次第です。

当時は右も左も分からず、お護摩?お加持?という感じでしたが、参加させていただいているうちに、徐々に分かる様になってきますので。

そして現在では、自分自身や家族、秀月でお買い求めいただいたお客様の心身健全を願い、護摩木に書いてお焚き上げしていただいております。

もう20年近く通わせていただいておりますので、ある方には顔と名前も覚えていただき、伺えば「おぉ!やっと来たか!!」と。

律院は、知らない人からすると堅苦しい所だと思われてしまうかもしれませんが、とても優しく心地良いところです。

年に何回か伺う様にしており、特にお店が始まる前(シーズン前)には決意と心身を清める意味で、終わった(シーズン終了)後には、お礼とご報告とお客様の心身健全を願って必ず伺う様にしております。

毎月28日は、護摩堂に入りきらないくらいに多くの方が訪れ賑わいますが、個人的にはその日をあえて避けて、空いている日に伺う様にしておりますが。。。

他にも、いろいろと不思議なご縁から律院に繋がっている訳ですが、こういうご時世だからこそパソコンやスマートフォン等で動画やYouTube等を観ているのではなく、自身が動き無心で一心に願い事を唱えるという経験も大事だと思いますがいかがでしょう。

ちなみに、パワースポット云々という話しには全く興味ありませんので。

そして、何かを身体で感じるという事が大切だと思います。

さて、今年もそろそろ伺う時期ですので楽しみですね。

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伝えたい日本の心 美しい伝統
人形師・甲冑師 十七代目 人形の秀月

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