こんにちは、人形の秀月 十七代目です。
兵庫県淡路市のT様より、陣屋提灯の修理を承りました。

T様はブログをご覧になりお電話をくださいまして、「何とか修復できれば有難いです。紐も新しく出来ればと思っております」と。
さっそくお送りいただくと・・・

かなり年代物の陣屋提灯で、変色してしまったり虫食いがあったり破れてしまったりと。

金具類は大丈夫ですが、張り替えが必要です。

紐(房)も痛んで汚れてしまっておりますので、交換する事に。
こうした陣屋提灯や雪洞の修理の場合、片方だけですと片方のみが新品で綺麗になり片方は古いままで見た目にも不釣り合いになってしまいますので、対での修理をお勧めいたします。
そして陣屋提灯の場合、できるだけ周りの金具類も含め再利用しながら修繕していき、お客様のご負担が少ない様にと。
ただ、物によっては再利用できない場合もございますので、そうした時はお見積り時にお知らせいたしますので。
そして、修繕が完了した陣屋提灯がこちら。

まだ新品で、中に保護の紙も入っておりますので全開に開かない様にし撮影しましたが、新品同様です。
上下の木の筒と金具類は、全て再利用しました。
御家紋は印刷と手描きとがありますが、秀月へ修理を持ち込まれるお客様はほぼ100%手描きです。
お値段の差はそれほどありませんし、印刷ですとカチッと固く見え、手描きですとやはり職人がひとつひとつ丁寧に描きますのでどこか温かみも感じられ、見た目も美しくなりすし、なによりお祝いのお品ですので、手描きで粋にお飾りしていただきたいので。
今回は房も新品の紺に交換(写真を撮り忘れてしまいました)しましたので、美しい年代物の陣屋提灯が復活したような感じです。
どなたがご覧になられても「お!綺麗!!」と言っていただける仕上がりですので。
これも熟練の専門の職人だからこそなせる業です。
T様は、みなさんでお集りになりお祝いをされるとの事で、これであれば皆さんにご覧いただいても恥ずかしくありません。
T様この度は、誠にありがとうございました。
どうぞ皆さんで、楽しい初節句をお祝いくださいね。
お人形の修理・リメイクにつきましては、こちらよりご覧ください。
こちらの旧ブログからは、さらに膨大な過去の修理例をご覧いただけます。
画像・文章等無断転載禁止
十七代目 人形の秀月は皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。
伝えたい日本の心 美しい伝統
創業400年 節句人形 製造・卸・販売
人形師 甲冑師 十七代目 人形の秀月
