加藤一冑作
兜飾りでございます。
日本甲冑武具研究保存会
指定甲冑師である一冑氏。
国宝・重要文化財の復元模造品などの製作に多く携わり
天皇即位の際しては天皇のわきに並ぶ挂甲の鎧二十両も手掛けました。
こちらのお飾り
小さめにまとめられておりますが
妥協することなく作り込まれた逸品でございます。
すっと伸びた長鍬形も美しく
あえて光沢を押さえて落ち着かせながら
兜本体を引き立たせる金沢箔を使用した金屏風。
とても上品なお飾りでございます。
良き物とは
お飾り自体の大きさに関係なく
その存在感は大きいものです。
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