にんにちは、人形の秀月 十七代目です。
偽ショッピングサイト・詐欺サイトについて。

私自身、かれこれ30年程前に、某有名オークションサイトで詐欺被害に合い、警察と相談しながら無事にお金も戻り解決した経緯があります。
近頃は巧妙になり、偽ショッピングサイトなのか詐欺サイトなのか分かりづらくなっています。
サイトというよりも、出品者が詐欺をはたらく事も多く、さらに見分けずらくなっていますね。
警察の方に聞いたのですが、その時に多いのがPayPay銀行の口座を利用した詐欺だそうで。
注文し支払いを済ませると、LINE経由で「欠品なのでキャンセルとし返金します」と一方的にキャンセル扱いとなり、その際に「PayPayのみ対応しているので、PayPayのコードまたはリンクしてください」求めてきます。

この時に、PayPay銀行の口座が無いと伝えると・・・

とPayPayの口座を開設する様に求めてきます。
この時、多くの方がPayPayコードやリンクをしてしまうそうですが、警察の方曰く「最近、この手の詐欺がまた増えてきているので絶対にしないでください」との事でした。
これは、一度返金されるのですが大概は銀行口座と紐づけされている事が多く、どういう方法かは分かりませんが、ごっそり抜かれてしまうそうです。
なので「PayPayのコードやリンク、PayPayの口座開設の話しが来たら絶対に辞めて警察に相談してください」との事です。
そして・・・

「必ずLINE設定の『通報』というボタンを押して通報してください」との事です。
「LINEから情報を抜かれる事はないですか?」とお聞きすると、それは大丈夫だそうです。
「未然に防ぐ方法は無いんですか?」と聞くと「まず、極端に安売りしているショップは怪しいので避けて、聞いたことが無い様なショップも避け、大手のショッピングサイトや聞いた事がある名前のお店(ショッピングサイト)で買う事ですね。あと詐欺サイトチェッカー等で事前に調べる事です」との事です。
偽ショッピングサイト、詐欺サイトの手口として・・・
1・「品薄」等の表示により商品の購入を急がせる
「品薄」、「本日限り」等と表示することによって、消費者心理につけ込み、商品購入を急がせことがあります。
2・割引が過大である
通常では考えにくい販売価格の大幅な値引きを強調し、消費者心理につけ込み、商品購入を煽ることがあります。
3・代金支払い方法が銀行振込のみなど限定的である
銀行口座等への前払いのみ、クレジットカードのみ、代金引換のみなど、代金支払い方法が限定されていることがあります。
4・会社概要に実在しない住所が記載されている
ウェブサイトに記載されている販売業者の住所が、虚偽であったり、無関係の住所の場合があります。
との事でショッピングサイト等を利用する際は、購入手続前に次に掲げる点を確認し、手続中に支払方法等が明示された方法と異なり銀行振込のみになるなど不審点を感じたら、すぐさま手続を停止してください。また、官公庁や企業・病院等の名称を使用したサイトで不審点を感じたら、手続を進めることなく各関係機関等に問い合わせてください。
・日本語が不自然でないか
・URLの「https://~」やドメインに違和感はないか
・商品価格が極端に安くないか、割引率が大きくないか
・「本日限り」等と記載されるなど、購入を急がせていないか
・会社概要の内容についてインターネットで検索等を行い、企業名の盗用や虚偽の内容等が記載されていないか
・さらに、「詐欺サイトチェッカー等で事前に調べる事も必要です」と。
詐欺サイトチェッカーは下記の様な物だそうです。


上記の様なサイトで、事前に確認していく事が大事だそうで、これでも日々巧妙化してきているので、確実に防げるかというと難しく、詐欺と思ったら警視庁のサイバー事案に関する相談窓口へ相談するか、それまでのやり取りを紙面にコピーし、最寄りの警察署へ相談してくださいとの事です。
ちなみに、私の時はやり取りを全て紙面にコピーし、最寄りの警察署へ相談しましたが、この方がアナログですが簡単で確実だと思います。
ちなみにアマゾンでも非常に多く、高評価の品物が良いと思いきや・・・

こちらの桜サイトチェッカーで調べると、びっくりする事があり、ステマ/サクラ評価を見抜くサービスですので、私自身もアマゾンで購入する際は必ず調べています。
最近では、オークションサイトやフリマサイトで購入する機会はありませんが、どちらにしても最終的には『自己責任』となりますので、注意が必要ですね。
これだけ情報過多になりながら、最終的には自己防衛・自己責任となり情報量が多いだけに判別も難しくなってきます。
近頃では、生成AIで架空の人物や背景の組み合わせ等も出来てしまう程ですので、なおさら騙されない様にしなければなりませんね。
やはり昔から言う「あれ?と思ったら疑ってみる」様な第六感的な感覚は必要かもしれません。
なんでもかんでもデジタル化で便利かと思いきや、本来人間に備わっている感覚的な要素はどんどん失われていき、自分の感や感覚を信用するよりも、何処の誰が言ったか分からない言葉を信じてしまい。。。
なんでもそうですが、安い物には裏があり、ただの情報ほど信憑性は薄く、労せずして手に入れたものは飽きやすいものです。
人形も確かにネットショップ等での買い物は便利かもしれませんが、やはり自分の目で見て確かめて、これも昔から言われている様に、何を買うかの前に何処のお店で誰から買うかという事が何よりも一番失敗しない買い方です。
そういう私自身も、会社には毎日の様に詐欺メール・迷惑メールは届きますので注意せねばなりません。
皆様もお気を付けください。
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人形師・甲冑師 十七代目 人形の秀月