ディスクオルゴール

こんにちは、人形の秀月 十七代目です。

ごちらのいブログをご覧になるお客様より、昔からやっているFC2ブログと同じ様に「雑感」を入れて欲しいとのリクエストが多くありまして・・・FC2ブログと同じで私的なものが多いですが、少しずつ綴らせていただきます。

昔から、個人的に大好きで宝物のディスクオルゴール。

写真は家にあるSankyo製の45弁ディスクオルゴール。

Sankyo(日本電産サンキョー株式会社)は、2023年4月1日より「ニデックインスツルメンツ株式会社」に社名変更しました。

オルゴール製造の起こりは、終戦後の1946年に創業された三協精機製作所で、1970年代にはオルゴール生産の世界シェア9割を占め、地元の数千人規模の人々が生産作業に携わったと言われています。

オルゴール職人にもなりたかった事のある私ですが、スイスのREUGE(リュージュ】社のオルゴールは特に好きで、なかでもシンギング・バード」は欲しいとは思いますが高価過ぎて手が出ませんが・・・

なのでREUGE社のオルゴールベルがまだこんなに高価でなかった頃に、いくつか買い揃えて楽しんでいました。

「シンギング・バード」の代わりといってはなんですが、鳩時計も大好きで40年前の鳩時計が今でも現役で「パッポー」と鳴いていますが、我が家の天真爛漫な猫たちに飛びつかれ、なかなか出てこなくなってしまい、出てきても微かな声で「パッ」と鳴き、猫たちが振り返った瞬間に直ぐに引っ込んでしまいます。

最近では、重りの松ぼっくりに飛びついている猫たちです。

その美しい音色と造形美が好きで憧れのディスクオルゴールですが、コレクションというほどではありませんが、ディスクをいくつか持っていてその時の気分で聴いては癒されていました。

ある日、愛知県からおみえになったマダム達が、「なんでここにこのディスクオルゴールがあるの!?凄い!聴かせて!!」とディスクオルゴールをご存知で、大変喜ばれ聴きながらお人形を選ばれ、「あなたの想いが分かるわ・・・ここには本物があるわね。今度私達また集まるからそこへお人形を幾つか持ってきてくださる?」ともったいなくも嬉しいお言葉までいただき、後日愛知県のそのマダムたちが集まるお家まで人形を運び、人形の品評会を開きそれぞれお選びいただき、その後ケーキや紅茶を楽しむという事をしていました。

こうしてディスクオルゴールは、知っている人は知っているんですね。

実際に聴いたことのある方でしたらお分かりいただけると思いますが、市販のよくあるオルゴールとは音色も全く別物です。

その美しい音色を、ショールームに置いてお客様や赤ちゃんに聴かせてあげたいと思いディスクも揃えてあるのですが、オルゴール自体の箱が大きくてショールームに置き場所が確保できないという・・・

ショールームの床は、音響にも最適なのですが。

という事で、買い揃えた中の一つのディスクが写真の「バーピーバースディ」

少し錆が出てしまいましたが、優しく美しい音色で、お店周りで疲れて泣いてしまったりした赤ちゃんも眠ってしまうかもしれませんね。

また、御祖父様や御祖母様、若夫婦もお店周りをしてお疲れになる頃ですので、癒されていただければと思いまして。

今どきのアナログを電子音に変換した音も、曲を選びスピーカーを選べば良いのも分かりますが、やはり生の音には敵いません。

このディスクオルゴールもそうですが、やはり本物は違いますね。

そんな事を思いながら、毎日何処に場所を作ろうかと制作の間にショール―ㇺをチラ見しながら考えている、ちょっと変わり者の私、十七代目です。

十七代目 人形の秀月は皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。

伝えたい日本の心 美しい伝統
人形師 甲冑師 十七代目 人形の秀月

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