秀月の子供大将 おぼこ大将 天児(あまかつ)

こんにちは、人形の秀月 十七代目です。

秀月オリジナルの子供大将 おぼこ大将の天児(あまかつ)。

こちらの天児(あまかつ)ですが、30年近く前の比較的近年に誕生した高級志向の子供大将 おぼこ大将。

「おぼこ」というのは子供の子供顔の事を言いますが、御所人形風の面影を残しながら子供らしく凛々しくと試作を重ね誕生した秀月のお顔。

そして、それ以前から一世を風靡していた秀月の子供大将はこちら。

子供大将 彫金霧島 金小札 緑裾濃縅 長鍬形 木彫金箔押龍頭

子供大将の大きさにもよりますが、鎧の下のお着物には金襴生地の鏡龍柄をふんだんに使用し、一時期は秀月の文字が織り込まれてもいました。

大将らしく鹿皮(小さい子供大将は兎皮)に座り、右手に采配、左手に弓を持ち、どつしりと構えながらも今にも動き出しそうな雰囲気です。

こちらの子供大将は、胸と吹返しに彫金の霧島を使用した極上品。

絢爛豪華でどこか可愛らしくも、グッと見据えて目のもある凛々しいお顔立ちで、全国に広がり一躍有名になりました。

他にも初陣 寿という立姿の子供大将。

子供大将 初陣 寿 伊達政宗公

お着物は琳派という金襴を使用し華やかな金小札に紺糸威、胸には豪華な蝶と牡丹の金具を使用し、伊達政宗公の象徴となる三日月は木彫金箔押し。

背矢には本羽根を使用し、左手に采配を持ち右手に弓をも持ち、戦にて自らが先頭に立ち鼓舞するが如く、グッと構えた動きのある子供大将としてご好評いただきました。

そして馬に乗った子も・・・

子供大将 初陣 馬乗り 金小札 朱糸威 長鍬形 木彫金箔押龍頭

大変珍しい馬乗りの子供大将です。

馬も大変創りの良い馬で首振りとし、目つきも鋭く躍動感のある素晴らしい高価な馬で、その馬に負けない大将をという事で。

これもバランスです。

左手で手綱を握り躍動する馬を制し、右手の脇に弓を握りるという、弓矢が主流の戦の時代の大鎧を身に着けた大将。

やはりこちらの大将も先頭に立ち、皆を鼓舞するが如く勢いのある振り付けにしてあります。

こうした子達が時代を経て、天児(あまかつ)となり、活躍しております。

現在では、五月人形でお顔が付いたお人形というのも少なくなってきておりますが、秀月は製造元ですので現役です。

子供大将 天児(あまかつ) 徳川家康公

お顔は石膏で兜はアンチ鉢を使用し、鎧は通常の鎧と同じで、それを人形用にアレンジし着せ付けてありますので、大変手間も掛かり鎧が5000工程ですが、この子はそれプラスの手間が掛けられております。

この子たちは未来を見据える様にと、少し上向きのお顔にしてあります。

子供大将 天児(あまあかつ) 伊達政宗公

真ん中の張り子の犬ですが、遊び心で置いて置き忘れた為で、実際はいませんので。

写真が切れてしまいましたが、お飾りの両脇には両立幟といって、鯉のぼりと吹流しで一対となるお飾りを置きます。

もちろんこの両立幟も、職人による手作り。

こちらの天児(あまかつ)は、伊達政宗公を模しておりますので、金小札に紺糸威。

そして、大将には馬が必要ですので、元気の良い跳ね馬を。

伊達政宗公の象徴となる三日月の前立ては、木彫の上に金箔押で品良く美しく。

お着物は京都西陣の金襴で琳派を使用。

弓太刀揃いは、代々弓太刀揃いを制作する職人の代物で、プラスチックは一切使用していない手作りの逸品。

こうした代々の職人さんの手作りの品は、どこか気品が漂い美しいものです。

そこに映っている天児(あまかつ)の右手に房が付いていますが、この房も工房で細かな糸を束ねひとつひとつ制作しておりますので。

そして背景には、絹しけ屏風に手描きの菖蒲で、天児(あまかつ)を引き立てます。

ちょうど天児(あまかつ)を正面からご覧いただいた時に、背景に菖蒲が映え、端午の節句に相応しく、豪華で凛々しくもどこか優しさも感じられる様にとお飾りを仕上げてあります。

日本の伝統色を用いながら、季節を感じ、端午の節句に相応しい伝統的なお飾りを。

私たち職人の感覚としては、お雛様も五月人形は玩具ではなく、神具や仏具に近いように思います。

※玩具とは「もてあそぶもの」という意味で、雛人形も五月人形ももてあそぶことは、まずありませんし、どちらかと言えば、祝い、祈る対象です。

「可愛い」と「稚拙」はまったく違うもので、お雛さま・五月人形の役目・務めはお子様を生涯にわたって見守り、雛祭り・こどもの日に飾られることですので、大人になっても鑑賞に堪えうるものでなければなりません。

お雛さまも五月人形もおもちゃではありませんので、「品(ひん)」と一種の「気高さ」と、お雛様であれば可愛らしさとともに備わっていなければなりませんので。

こちらの秀月オリジナルの子供大将 天児(あまかつ)ですが、この子なりに可愛いお子様・お孫様のお役に立てる様にと、今か今かとお客様のお宅への出陣を待機しておりますので。

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