袋井市のH様は特注 秀月オリジナル30号着用兜 伊達政宗公 セミオーダー

袋井市のH様より、東京練馬区にお住いの可愛いお孫さん(N様)へと、特注 秀月オリジナル着用兜 30号 伊達政宗公のセミオーダーを承りました。

もちろん既存の兜もありますが、こだわりをお持ちで、金小札に紺糸威で吹返しを大きくし忍緒の色をサビ朱にし、政宗公のシンボルとなる三日月の前立てを金とし、着用兜用の大きな櫃にと。

いわゆるセミオーダーですが、一般的には屏風を変更したり弓太刀揃を変更したりという事を聞きますが、秀月は製造元ですのでお客様のお話を伺い、私が兜をセミオーダー制作してしまいます。

主役となる本体をセミオーダーで、その子の為だけに私が制作いたしますので、本当の意味での一点もの。

写真の様に櫃は全く同じで兜は異なりますが、写真の様に櫃の上に乗せるのみの昔ながらの伝統的な正式なお飾りの仕方です。

こちらのお飾りで間口55cm 奥行43cm 高さ65cmとなり、高さは兜により鍬形であったり前立てであったりで若干異なります。

兜も鎧も、この櫃が付いた櫃飾りとなっているものが正式で、「頭をお護りするもの、全身をお護りするものとして大切で高貴な防具(お守り)であるものですから、直接地面に置いてはならない」呂という事から足が付いています。

さらに、兜も鎧もこの櫃が付いている櫃飾りは、しまう時には本体はこの櫃の中にきちんと納まる様になっておりますので、昔から実に理に叶った収納箱であり、きちんと意味があるものなのです。

便利さだけに捕らわれ、「収納飾り=楽」というセールストークに惑わされてしまいがちですが、例えば間口が50cmの収納箱があるとすると、内寸(箱の中)は40cm程となり、その中に本体や弓太刀等を入れる為、全てを小さくしなければなりません。

本来間口が50cmのお飾りの場合、もう一回り大きな兜や弓太刀を置けて立派になるのですが、収納箱であるために兜も弓太刀も小さくせねばならなく、それでいてお値段は・・・

という事になりますので、その辺りのメリット・デメリットをしっかりと説明してくれるお店や、オンラインストアでお買い求めいただく事をおススメし、「便利ですよ」「楽ですよ」といったメリットだけを強調し物の良さの説明をしない販売店等では、見るだけでスルーされる方が賢明です。

販売店の売る方も様々ですが、「安いので買ってみたら兜がプラスチック製だった」という事もよく聞き、素材までは説明されませんし、特にオンラインストアでは書かれていない事も多いので注意が必要で、見た目重視であればそれでも良いという方もいらっしゃるかもしれませんが、本物の美しさからすれば塗装と鍍金では雲泥の差がありますから。

H様は、お母様が大変こだわりをお持ちで、「威色を紺色にして欲しい」とおっしゃられ、小札が黒と金とでは同じ紺色でもまるっきり違う表情がでてきます。

紺糸であれば、金小札にすると華やかになりますね。

忍緒も通常は赤や紺、黒が多いのですが、サビ朱という昔ながらの色をおっしゃられるのも通(ツウ)だなと。

実は、最近では様々な色の忍緒が出回っておりますが、皆さん単色の赤・紺・黒等を好まれ、サビ朱という色も昔からあった色なのですが、あまり見かけなくなって珍しいのか好まれる方が多いですね。

とても上品で綺麗な色ですから。

ということで、一から制作していき組み立てる前の状態がこちら。

画像の関係で威色が黒っぽく見えますが、紺(濃紺)です。

兜鉢も大きく立派で、迫力と重量感がでてきますね。

忍緒は無双結びのサビ朱色。

これら全て手造りですので時間も掛かりますし、オーダーをお聞きするのも他のお客様がいらっしゃらない時になり、その方だけの為に部品類も用意していきますのでセミオーダーは多くは承れません。

H様は早々にご来店されておりましたので、余裕を持って承る事ができました。

これからまだ時間を掛けキチッと仕上げてまいりますので。

H様・N様この度は、特注 秀月オリジナル30号着用兜 伊達政宗公 セミオーダーをお選びいただき誠にありがとうございました。

東京のご自宅でも豪華にお飾り出来、護守護兜として可愛いお子様・お孫様の健やかな成長をしっかりとお護りいたしますので。

*セミオーダー兜ご希望の方は、打ち合わせや制作にお時間を要しますのでお早めにお願いいたします。

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