こんにちは、人形の秀月 十七代目です。
手足師 澤野正氏のご紹介です。

人形のたおやかさを決定づける手。
桐を削り膠(にかわ)を合わせた胡粉(貝の粉)を、3度盛り8度塗り入念に磨きをかけてつくられている。
江戸後期に始まった人形作りを端緒とする澤野家は、頭師の川瀬家とは親戚筋にあたります。
美しい顔にたおやかさを加える美しい手足作り。
今では京都に一軒だけとなりました。
「天気と相談しながら仕事をしています。温度や湿度によって胡粉に混ぜる膠(にかわ)の具合がかなり変わり、たとえば雨の日には塗り仕事ができないのでひたすら彫り削りの仕事になります。また冬場でも室温を30度近くにキープしなくてはならないので、外が氷点下でも半袖半ズボンだったり・・・」
追い求めているのは、先達が手掛けた内側から光を放つような人形の肌合い。
優雅でたおやかな雛の質感を、さらに高めていくべく研究と職人仕事の日々が繰り返されます。
記事右下の写真は、雛人形の指先を整えるところ。。
これは細かく裁断された桐の木を削り、針金を差し胡粉をぽったりと厚く塗ったもの。
何度も削って人の指の形に仕上げていく。
胡粉は古代のものや、長く日光にさらした牡蠣などの貝殻から作られる胡粉。
日本の美術・伝統工芸に多く使われてきた、この胡粉使いが指先の「肌質感」を決める。
こうした職人さんが活躍し、残っていける日本であってほしいものです。
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