周智郡森町のI様は可愛いお孫さんに秀月オリジナルの市松人形

こんにちは、人形の秀月 十七代目です。

周智郡森町のI様より、袋井市にお住いのH様一家の可愛いお孫さんへと秀月オリジナルの市松人形をお選びいただきました。

実はI様、H様、先週お越しになられ秀月オリジナルの羽子板飾りもお選びいただいている上得意様。

本当にありがたい事です。

お選びいただいた市松人形は、母が工房にて一から制作する秀月オリジナルの市松人形。

母自らが反物を選び、京都西陣より仕入れ採寸・裁断・裁縫・着せ付け等全てを行います。

同じ金襴でもお店により違いや特徴がありますが、ここ数年は外国の方が大量に買われていき、織元は昔ながらの手織りやご年配の方も多く辞められたりと、間に合わない状態が続いております。

チラとお聞きしましたが、外国の上流階級の方がいらして、この棚全部という買われ方で、自国へ持ち帰りご自分たちの衣装を作られるそうで。

「どこかで宣伝したりしたんですか?」とお聞きすると「ちゃいまんねん。都内でうちの金襴で制作したある小物を気に入って購入されて、そのお店で聞いてたどってくるんですわ・・・」と。

凄いなと。

やはり外国の方も良い金襴は分かり、それを買い求める為に徹底的に調べてご来店されるノハ、お土産用の金襴?や金襴ぽい?物では駄目という事ですね。

ちなみにこちらの金襴は、ハリウッド映画「ラストサムライ」の衣装に多く使用され、トム・クルーズが着用した柄というものがあり、弊社でもその金襴をしばらく展示し使用しておりました。

そうしたところの金襴を厳選し使用しております。

こちらの市松人形ですが、高さは約27cmほど。

それほど大きくありませんので、お雛様の横にちょこんとお飾りする事ができます。

ガラスケースは、この大きさですと入れない方がほとんどで、その方がよりコンパクトにもお飾りできますのでご好評いただきますね。

ちなみに、お雛様はその子のお守りで、市松人形はその子の身代わりという事はご存知でしたでしょうか。

ですので、昔からお雛様と市松人形は一緒にお飾りし、お祝いされていた訳です。

そうした中で市松人形を制作する職人も少なくなり、その代わりに製作するにも簡単で安価な名前旗に場所を取られてしまう様になりました。

名前旗にどの様な意味があるのかというと・・・本来の形は市松人形ですので、それをご存知の方は市松人形を探しご来店される方も多いですね。

ただ、本当に創る職人が居なくなってしまっており、取り扱っているところもわずかで、あっても片隅に追いやられている事が多いのが現状です。

という逆境にも負けず、母が黙々と制作する製造元ですので、様々な子が並びます。

赤いお着物にぷっくらとしたお顔。

一部の番組やSNS等で、市松人形を怖い扱いをする者がいますので若い子達からしても、市松人形=怖いというイメージが付いてしまっていますが、もう25年以上秀月ではこうしたパーマの髪型にしたり、髪飾りと付けたりしながら、もちろん昔ながらの市松人形も居ますが可愛らしく仕上げております。

同じ様に見えるお顔でも、秀月オリジナルのお顔になっておりますので。

市松人形は本来子供ですので、あまりスタイル良くしあげてしまうと違う方向へいってしまいますので、子供らしい体形とバランスで、これも秀月オリジナルとなっておりますので、市販のガラスケースに入れようとしても合いません。

市松人形が秀月オリジナルの寸法であれば、ガラスケースも同じ様に秀月オリジナルの寸法で仕上げてありますので、逆を申し上げると、他社でお買い求めいただいた他社製の市松人形ですと、秀月のガラスケースは合わない訳です。

これはガラスケースのみをお買い求めされるお客様からお問い合わせがあるのですが、注意が必要ですので。

こうして秀月オリジナルとして、母が心を込めて一から全て手作りで制作しております。

いかにも福を呼び込みそうなぷっくりとした可愛いお顔。

多くの方に喜ばれております。

I様、H様、この度は誠にありがとうございました。

上のお子様二人のお雛様と一緒にお飾りを盛り上げ、しっかりとお子様をお護りいたします。

こちらの旧ブログから、実際に嫁いでいった市松人形たちがご覧いただけます。

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十七代目 人形の秀月は皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。

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