こんにちは、人形の秀月 十七代目です。
可愛い伝統的な秀月オリジナルの羽子板飾りのご案内です。

間口17cm 奥行15cm 高さ34cm
昨今の住宅事情を考慮しつつも、流行に左右されない伝統的な美しい押絵羽子板飾り。
実は、お雛様も含め、「昔ながらの伝統的な羽子板ってありますか?」というお客様が増えております。
現代風にアレンジされた可愛らしいものもありますが、ネット等に沢山出過ぎていて、作りや価格の違い、お飾りの意味も分かりづらく、「これくらいだったら自分達でも作れるじゃん」と思われてしまう事も多い様ですね。。。
秀月では、職人がひとつひとつ手づくりで制作する、伝統的な押絵羽子板飾りをご用意いたしております。
伝統的な羽子板飾りというと、お選びくださるご両親が良い物という事をよくご存知で、伝統工芸・押絵・金襴・有松絞り(絞り)となれば尚更その価値をご存知で、可愛いお孫さんの為にときちんとした意味のある伝統的なお祝いのお品として選ばれ、お贈りされる方が多い訳です。
「羽子板をお飾りする理由とお飾りする時期」などもそうで、単に可愛いや綺麗ではなく、きちんと意味のある事が大切ですね。
写真の羽子板は小さくとも創りは本格的で、職人手作りの伝統工芸の押絵羽子板となります。
お袖を向って右側を華やかな赤色の金襴とし、左側をピンクの有松絞りとし配色も含め秀月オリジナルで、さらに立体振袖といって、これは特許製法となりお袖が内側から出てきている様な創りとなっており、両袖を含めボリュームを持たせ、より立体的に動きのある創りとなっております。
有松絞りとは、愛知県名古屋市緑区の有松・鳴海地域を中心に生産される絞り染めの織物で、江戸時代に誕生して以降、日本国内における絞り製品の大半を生産しており、1975年(昭和50年)9月4日、愛知県初の国の伝統工芸品に指定されました。
今年の夏、そんな有松絞りの本場、竹田嘉兵衛商店さんにて面白い展示会が催されたので足を運んでみましが、とても趣のある路と建物で、様々な和に関する方々が出店されて、良いものばかり拝見させていただき、とても勉強になりました。
噂には聞いていましたが、今まで知らなかった新しい本物の世界を体験させていただいた感じです。
有松絞りのスペシャリストのお店ですので、私の知らない事もたくさんあり、改めて勉強になりました。
そんな有松絞りを使用した秀月オリジナルの押絵羽子板ですが、こちらはあえてケースにお入れせず、出し飾りとしてお飾りしていただくスタイルです。
ケース入りに比べ場所も取りませんし、気軽にお飾り出来て仕舞う時も小さくなりますし、それでいて豪華に映えます。
「埃が・・・」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、一日に一度くらい毛ばたきでパタパタとしてあげれば良いのですが、「ケースを」とおっしゃればご用意いたしますが、そのケース分・・・
一般的にガラスであれば、アクリルケースですとアクリル特有のヘアーラインという細かい傷が付き白くなりやすかったり、拭けば拭くほどに静電気を帯びて埃を呼びやすくなったり、経年で変色という心配もありません。
もちろん軽かったり扱いやすいというメリットもありますが、必ずデメリットもあるという事を覚えていておいていただくとよろしいかと思います。
お顔は伝統的な美人顔。

伝統的な美人顔に少し若さも取り入れて、可愛らしい美人顔に。
やはり富士額(ふじびたい)で、いかにも幸多きお顔でご好評いただきます。
こうしてアップでご覧いただくとお分かりになるかと思いますが、上質な裂を贅沢に使用し、華やかに仕上げられております。
そこに少し遊び心を取り入れて・・・

張り子の来年の干支である「午」を。
ちなみに、この「午」は固定してありませんので、取る事も他の場所に移動させることも可能ですので。
あくまで、遊び心で。
赤い馬に松竹梅でおめでたく、福鈴入りとなっており、鈴は古来から神を呼ぶ神事などに使わて、その「すずやか」な音は魔除けや招福の力があると今日まで伝えられています。
この子はどちらかというと「コロコロ」という音色ですね。
こうして、おめでたく良い事づくめの秀月オリジナルの羽子板飾り。
数が出来ませんので数量限定として、残り僅かとなってまいりましたので、ご希望の方は急かすことはいたしませんが、お早目に。
洋間が多くなりつつある現代に、だからこそお飾りいただきたい日本の伝統美です。
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伝えたい日本の心 美しい伝統
江戸時代初期から創業400年
人形師 甲冑師 十七代目 人形の秀月
