日吉大社と日吉東照宮 国宝 根本中堂へ

こんにちは、人形の秀月 十七代目です。

先日の律院へ伺った際、日吉大社と日吉東照宮、国宝 根本中堂へ。

日吉大社は比叡山の麓に鎮座し、およそ2100年前、崇神天皇7年に創祀された、全国3800余の日吉・日枝・山王神社の総本宮。

平安京遷都の際には、この地が都の表鬼門(北東)にあたることから、都の魔除・災難除を祈る社として、また伝教大師が比叡山に延暦寺を開かれてよりは天台宗の護法神として多くの方から崇敬を受けています。

境内には約40のお社があり、全ての神様を総称して「日吉大神」と呼び、日吉大神のご神徳は方除け・厄除け・縁結び・家内安全・夫婦和合・商売繁盛等。

平日という事もあって空いていましたので、あちこちと散策させていただきました。

神猿さんもいて、古来より日吉といえば猿といわれ、魔除けの象徴として大切に扱われるようになりました。

「まさる」は「魔が去る」「勝る」に通じ、大変縁起のよい神のお使いとの事でジッと眺めていましたが・・・仲間に入れてもらうには時間が掛かりそうです。

かなりの猛暑でしたので溶けてしまうかと思いましたが、水を買い込んでなるべく日陰をと忍者の様にヒタヒタと歩いていましたので大丈夫でした。

社が幾つかありますので、どこまでお詣りすればよいか分かりませんでしたので、本殿へ。

その後、もう少しぐるっと散策し、国宝 根本中堂へと。

初めて叡山ケーブルに乗ったのですが、高所恐怖症だったのを忘れていて、四面はガラス張りですし、正面を見ればずんずん上がって行く光景で何故進行方向に椅子が向いていないのだろうと思いながら、他のお客様もいましたので平静を装いつつ、終始一点を見つめていました。

ケーブル終点に着き、そこから歩いて根本中堂へ。

以前は車では行ったのですが、ケーブルを使うのは初めてでしたので勝手も分からず、矢印通りに歩いたのですが、少しは涼しいかなと思いましたが甘かったです。

あまりの暑さにこの様な写真を撮りましたが、これが何だったのか読む気力がありませんでした。

水も底をつき、あとは根本中堂に着いたら買うしかありませんので、日陰を選んで早足で歩いていきましたが、何人かの方々とすれ違いましたので、「歩いて正解なんだよな・・・」と自分に言い聞かせ歩いていきました。

やはり体力の衰えを感じますね。。。

そして到着した国宝 根本中堂。

大改修中というのを知らずに伺ってしまいました。

「こんなに人が少なかったかな・・・」とは思いましたが、この為でしょうか。

何も知らずに来てしまったので残念でしたが、中には入れますので「不滅の法灯」と見させていただきました。

そして、同じ様に辺りを散策し日吉東照宮へ。

ここは、ご存知の方はご存知で知らない方はしらないかもしれませんが、徳川家康の死後、彼を大権現と讃えた天海大僧正が建てた東照宮の一つで、日光東照宮を建立する前に建立され、権現造りの雛形とされた建物です。

こうした事を知ると、日吉東照宮と日光東照宮・久能山東照宮を見てみたくなりますね。

久能山東照宮が幼い頃に訪れた記憶がありますが、また近いうちに伺ってみようと思います。

日光東照宮はまだ訪れた事がありませんので、改めて伺ってみたいと思います。

こうした歴史的背景も知ると、見方も変わってきますね。

ちなみに日吉東照宮の内部拝観は、土日祝 10:00〜16:00までとなっておりますのでご注意ください。

こうして一連の散策を終え帰路へ。

途中、馴染みの土山サービスエリアです。

昔からお気に入りで、必ず立ち寄るサービスエリアですが、毎回楽しみで。

「こなやはん」のたこ焼きと「まる天」のたこ棒は定番で、昼食か夕食であれば「近江ちゃんぽん」は定番です。

にぎわい広場の露店も好きで、牛の何とかいうのを買って美味しく楽しんでいますね。

今回は、この後もう一か所寄るところがありましたので、「まる天」のたこ棒を買ってかじりながら向かいました。

今回は律院から始まり日吉大社・根本中堂・日吉東照宮と回りましたが、まだまだ知らない事が沢山あるなと思いました。

そして歴史が深いという事です。

その歴史があって私たちは現在その上に立っている訳であって、海外の素晴らしい美術品や工芸品等も取り入れる事は賛成ですが、その前に自国の素晴らしさを人形や甲冑や兜も含め、もっと海外へ発信出来たらなと思います。

日本人として海外へ行ったときに、胸を張って誇れる日本であって欲しいので。

私も実際に経験しましたが、海外へ行けば行くほど自国の良さが分かるんですね。

今回のプチ一人旅で一番印象に残ったのは・・・的外れかもしれませんが常宿のビジネスホテルの値段が、かなり値上がっていたという事でした。

もうビジネスの粋を越えているな・・・と。

次回はもう少し時間を設け、今自分の中で最も熱い「奈良」をゆったりと散策してみたいと思います。

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人形師・甲冑師 十七代目 人形の秀月

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