秀月のお雛様 京雛 平安寿峰

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有職京人形司
平安寿峰氏に依頼し
秀月オリジナルとして仕上げられるお雛様。
丁寧な手仕事は
見る者を魅了します。
柔らかい優しい白さと
繊細な筆使いから生まれる
なんとも言えない表情で魅せるお顔。
そのお顔を生かすため
お衣裳には春らしく桜立涌文を使用。
もちろん
日本の伝統文様のひとつです。
立涌とは
蒸気の立ち昇るさまを表現したものとされ
湾曲した曲線のつながりで湾曲し膨らんだ部分に
様々な意匠を入れ多くの立涌文様が作られました。
そして
蒸気の立ち昇りは
吉祥であり縁起の良いものとされています。
その
桜立涌紋と
お顔の組み合わせで
透明感のある涼やかな
お顔と表情へと仕上げてあります。
ただ
それだけですと
優しくなり過ぎぼやけてしまうので
ほんの少し見えるか見えない程度に
襟元に鮮やかな赤と紺を入れ引き締まる様に。
さらに
襟の重ねの角度や厚さと
お顔の輪郭とのバランスも重要。
そして
冠の形や大きさ
被せる角度や紐の色や太さまでも
細かい事になりますがそうした事までもバランスを見ていきます。
殿だけで
ほんの胸から上の事だけですが
これだけの要素が詰まっていますので。
これを
お人形全体となると
お衣裳(胴体)への目打ちの入れ方等から
全体の曲線と直線のバランスなども見ていきます。
いわゆる
お衣裳の表情を見るわけで。
手直しを入れながら
お人形を仕上げていき
お飾り台や屏風やお道具も同様で
細かく調整sながらひとつのお飾りを仕上げていきます。
良いもの同士を組み合わせれば
どれも良くなるという訳ではありませんので。
そして
足し算よりも
引き算方式で魅力を引き出すこと。
最も難しい方法ですが
それには丁寧な仕事がなされている事が必要不可欠です。
それに
見える部分に
あからさまに物や手を加えて
これぞとばかりに見せるのはどうも苦手でして。。。
そうやって
ひとつひとつのお飾りを仕上げいき
お客様にご覧いただきお選びいただいております。
お顔であったり
お人形であったり
お飾り台や屏風であったり
雪洞やお道具・小道具でったり
お飾りしていると何かを訴えかけてきますのでそれに応えてあげる様にと。
ちょっと
マニアックですね・・・
すると
写真の様な
アップの画像でも
臆することなくお見せできる様になりますので。
十六代目 人形の秀月/一心は
京雛 平安寿峰 正規取扱店として
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。

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